2018年1月26に起きたコインチェックのネム流失事件。約580億円のネムがハッキングにより盗まれました。
ネムにコインチェックで管理していた人は、怒りを覚えたのではないでしょうか。同時に「取引所=仮想通貨が盗まれやすい」といったリスクに気づいた人もいます。
ここでは、仮想通貨をスマホでコントロールできる「Gincoのアプリ」のニュース記事を紹介します。
Gincoがネムを流出する前に知られていれば、被害者を減らせたと考えるユーザーもいるでしょう。
仮想通貨は取引所以外で管理する時代
ネムを含む仮想通貨を取引所に置いている人もいるでしょう。すぐにトレードができるといったメリットもありますが、ハッキングされたらおしまいです。
Gincoの森川夢佑斗氏(もりかわむうと)は「取引所はトレードを行う場所。お金を置く場所ではない」とコメントしています。
「シークレットキー」はスマホで持ち歩く
Gincoは、スマホで仮想通貨を管理できるアプリです。2018年6月5日現在は、アップストア(アイフォン・アイパットなど)に対応。
グーグルプレイでもリリースをします。ゆくゆくは、アンドロイドで使える予定です。
Gincoがスマホにこだわるワケがあります。なぜなら、スマホはセキュリティがもろくなるとソフトウエアがアップデートされるのです。
悪いハッカーに狙われないメリットがあります。スマホの電源が入らない・機種変更でも使える「バックアップキー(12ケタ)」を用意。
メモ帳などに書いておけば、新しいスマホで使えます。
だれでも管理できる「カンタンなアプリ」
仮想通貨の世界では、レンジャーナノSやトレザーといったハードウェアウォレットが販売されています。
しかし、海外製のため日本人には使いにくいでしょう。しかし、Gincoは国内の会社が作ったアプリです。
スマホのみで仮想通貨の管理ができます。このような手軽さから、Gincoのユーザーは1万人を超えているのです。
参考文献
仮想通貨流出、スマホで防ぐ Gincoがアプリ:日本経済新聞